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古くから、南九州、特に宮崎・鹿児島の海岸沿いの地域では、甘口の醤油が好まれて使われています。
理由は諸説ありますが

  • 漁師が船上での食事の際、釣った魚をさばいて、
    その刺身を海水で洗っていた。
    そのため、少ししょっぱい味のついた刺身につける醤油は、
    甘いものが好まれるようになった。
    という説。
  • 焼酎(辛口)が好んで飲まれる地域では、
    酒の肴は甘いものが多くなる。
    従って、その味付けには甘い醤油がよく使われてきたから
    (日本酒(甘口)の地域では辛口醤油が好まれる)。
    という説。。。

などなど。

それぞれの土地で、それぞれの風土に合った食文化が育ち、それが地域の特徴となって、複雑に絡み合い影響しあうことによって、現在の多種多様で奥深い日本独自の食文化が築き上げられていることに気づかされます。

その土地の食文化を守り続けていくことの大切さを肌で感じながら、
今年もまた醤油の仕込みが始まります。

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